「秋月容疑者がメジロを飼育している」匿名の通報がありパートの秋月強さん(56)逮捕 嬉野

法律に違反して捕まえたメジロ18羽を飼育したとして、佐賀県嬉野市の56歳の男が逮捕されました。

鳥獣保護管理法違反の疑いで22日、逮捕されたのは佐賀県嬉野市のパート従業員、秋月強容疑者（56）です。

警察によりますと、秋月容疑者は法律で捕獲が禁止されているメジロ18羽を捕まえ、自宅で飼育した疑いです。

【匿名の通報で発覚】

「秋月容疑者がメジロを飼育している」と嬉野市に匿名の通報があり、嬉野市が佐賀県に連絡し、県が現場を確認して、警察に通報しました。

警察の調べに対し「メジロが大好きで、飼いたいという気持ちが強くやめることができず、捕まえて育てていました」と話し、容疑を認めているということです。

【8月にも20羽以上を】

秋月容疑者はことし8月にも、20羽以上のメジロを飼っていたとして、警察の調べを受けていました。このときはすべて山に放したということです。

警察は、メジロ用のエサや、捕獲に使ったとみられる道具なども押収していて、捕獲の経緯や動機を調べています。

【2011年度までに登録した個体はOK】

メジロを含めた野鳥を許可なく捕まえることは、一定の条件の下で狩猟鳥獣を捕獲する場合を除き、法律で禁じられています。違法に捕獲した鳥を売ることや、飼うことも禁止されています。

違法に捕獲した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金、違法に捕獲した野鳥を登録を受けずに買ったり、販売したりした場合は、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金という罰則規定があります。

2011年度までに市町村に登録されたメジロについては、その個体に限り、引き続き飼うことができます。毎年、登録の更新が必要です。また、メジロには個体識別のために足輪の装着が義務付けられています。

https://news.ntv.co.jp/n/fbs/category/society/fsad0a0188c1ab4ffc884baaeda4980709