外国人に人気の北海道ニセコ 何者かが勝手に露天風呂設置 国定公園の中

勝手に“露天風呂”設置　北海道・ニセコの旅館困惑　「お湯の経路が変えられた」

観光地としても人気の北海道・ニセコエリア。何者かが勝手に“露天風呂”を作り、近くの温泉旅館のお湯の量が減る事態が起きています。

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道なき道を進んだ先、岩と岩の間から流れ出す源泉。その一角に…。

記者
「石を置いて温泉が作られています」

自然がおりなす“秘湯”ではありません。何者かが勝手に作った“露天風呂”だというのです。
近くには、バスマット。さらに温度調節のために水を流したとみられるホースも。機能性を高める工夫がうかがえます。何者かのたばこの吸い殻も放置されていました。

佐藤観光　佐藤直樹取締役
「（源泉の）流れがせき止められて、こっちにお湯が流れるように経路が変えられていた」

この露天風呂によって被害を受けたのが、源泉を管理する北海道蘭越町の「ニセコ五色温泉旅館」。
“パウダースノーの聖地”として知られ、外国人観光客にも人気の「ニセコエリア」で、四季折々の風景を眺めながらつかることができる温泉が魅力です。
しかし今の状態は、お湯の量が減り、浴場の1つが利用できなくなったということです。

お客さん
「一種の泥棒。早く元通りの温泉になってほしいです」

11日、現場には警察と北海道の職員の姿が。

佐藤観光　佐藤直樹取締役
「たぶん椅子に座っていた。ホースはうちがやったわけではない」

旅館によると、今月1日に異変に気づき一度、元に戻しましたが、その後も勝手に露天風呂が作られていたということです。
源泉があるのは、環境相によって指定される国定公園の中。地形を勝手に変えることは、法律違反に当たります。
旅館では今後、防犯カメラを設置して警備を強化する予定です。

佐藤観光　佐藤直樹取締役
「（メンテナンスを）来週くらいから進めて、できるだけ早く再開したい」

旅館は近く、警察に被害届を提出する方針です。

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観光地としても人気の北海道・ニセコエリア。何者かが勝手に“露天風呂”を作り、近くの温泉旅館のお湯の量が減る事態が起きています。

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