【社会】コロナ協力金200万　詐取疑いの男逮捕　東京都

■東京新聞（2021年7月10日 07時17分）
https://www.tokyo-np.co.jp/article/115755

　新型コロナの感染拡大防止のため休業要請に応じた事業者に支給する都の協力金をだまし取ったとして、新宿署は九日、詐欺の疑いで、住所不詳、飲食店経営河野祐樹容疑者（３７）を逮捕したと発表した。「経済的にかなり苦しく、店の運転資金に充てるつもりだった」と容疑を認めている。

　逮捕容疑では、昨年六～七月、無許可で経営していた杉並区のバー二店舗の営業許可証を偽造し、都の専用サイトからオンラインで申請し、協力金計二百万円をだまし取ったとされる。

　署によると、河野容疑者は都内でバーなど数店舗を経営しており、同じ手口でほかに計五百万円を詐取した疑いがあるとみて調べている。

　都は九日、河野容疑者への支給決定を取り消したと発表。今後、協力金の返還を求め、違約金四百万円を請求するとしている。都によると、店は休業要請には応じていたという。