発達障害の特徴

社会性に難あり発達障害の息子がバイトで成長
2022/2/22 09:00

小学生の頃は周囲とトラブルになってばかりだった発達障害のある息子、リュウ太も中学生になると、仲の良い友人とはうまく付き合えるようになっていました。でも他の同級生とは些細(ささい)なことで口論になることも多くありました。その場の空気を読まず、感じたことを思いついたままにしゃべってしまうので、周りの人にイヤな思いをさせたり気を使わせたり。人づきあいがヘタすぎる子だわ…と思っていました。

髪やヒゲ、服装など身だしなみや所作に気を配ることもありません。このまま社会に出て上司や同僚とうまくいかず退職…なんてことにならないよう、世の中をうまく渡っていくノウハウを身に付けておいてほしい。そこで、専修学校の高等課程に進んだ１６歳の息子に、社会勉強のためにアルバイトをさせようと考えました。

でも、失敗からいづらくなったり先輩にいじめられたりして社会が怖くなり、卒業後に「働きたくない！」となったら大変。障害特性を理解してもらっていれば大丈夫かなと、友人が経営するラーメン屋で受け入れてもらうことになりました。あいさつの仕方や失敗したときの謝り方など、最低限のことをレクチャーして送り出したのですが、息子はアルバイトを通して、親が思っていた以上に成長していきました。

お客さんの多い時間帯には一度に複数のオーダーがあり、覚えられずにパニックになることもあったようです。学校だったら逃げ出していたかもしれません。でもお店に立っている間は、任された仕事に対する責任や、「社会の目」を意識するようになったそうです。混乱してきたらお水を飲むと冷静になれると気づき、どうすればオーダーを忘れないかも工夫できるようになりました。

店長や先輩のフォローを受けながらお店側の事情で閉店するまで１年半働き、その後は大型スーパーで商品を補充するアルバイトを自分で決めてきました。商品の在庫がないことに怒り出すお客さんもいて、家でイライラを爆発させることもありましたが、誠意ある対応（のフリ）の仕方を学べたといいます。

自分で稼いだお金を自由に使える喜びに目覚めた息子。何より、「やりとげることで自信がついて、働くって楽しいと思えた」そうです。学校の勉強をしないことに悩まされ続けていた私ですが、仕事には熱心で真面目なんだ！と、意外な一面を発見したのでした。

職種は選んで

発達障害のある人の就業相談に長く携ってきた一般社団法人・日本雇用環境整備機構の石井京子理事長は「業務を通して自分の得手、不得手が見えてくる」と、就職前にアルバイト経験を積むことを勧める。

ただ、向いていない業務で「できなかった記憶」だけが残ると、将来の就労にネガティブになりかねない。そのため、同じ業務を繰り返し行う▷マイペースにやれる－など、個々の特性に応じて取り組みやすい業務を選ぶことが大切。コンビニなどマルチタスクが必要な職種は基本的に苦手だが、忙しくない店舗・時間帯を選べば取り組めるケースもあるという。

「社会性を養うには、家族以外の人と過ごす経験が重要」と石井理事長。いきなりアルバイトをするのは不安な場合はボランティア活動でも。無報酬なので、失敗も大目に見てもらいやすい。

https://www.sankei.com/article/20220222-I6XMBEOQIBPRBOGUWEQWJZMUL4/?687594

他の男が飲みに誘う事をセクハラ言って
上司にチクったくせに
自分もしつこく誘ってくる
会社に相談したらそいつから飛ばされたわw