【愛知】性的暴行傷害など４事件　元警察官が一部争うと主張

愛知県警の元警察官が女性に性的暴行を加え、ＰＴＳＤ＝心的外傷後ストレス障害にさせた罪など４つの事件で起訴された裁判で、被告側は、いずれの事件も行為については認めたうえで、１つの事件で一部について争うと主張しました。

起訴状などによりますと、愛知県警の機動隊に所属していた井上陽被告（２９）は、去年、名古屋市内の駐車場で女性に警察官の名刺を見せたうえで脅して性的暴行を加えＰＴＳＤにさせた罪など、４つの事件で起訴されています。
１７日名古屋地方裁判所で開かれた裁判で、弁護士は、いずれの事件も行為については認めた上で、３年前の女児２人に対する事件の一部について罪に当たるかなどを争うと主張しました。
検察は冒頭陳述で、「被告は、援助交際などで金銭を支払わずに性交したいと考え、警察官だと明かして脅迫する手口を繰り返していた。被害者には、『性交に応じなければ捜査を行い親や学校に知られる』と脅迫していた」と述べました。
一方、弁護士は、「被告は児童への性的興味を抱くようになり、仕事のストレスなどがあるなかで事件を起こした」と主張しました。

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20240917/3000037600.html