【産経新聞】 人流の抑制も病床の拡大も極めて重要な施策だが、ウイルスとの戦いに最終的に勝利を収める決め手はワクチン接種しかない

≪ワクチンの接種を急げ≫

政府に何より望むのは病床の拡大とワクチン接種を急ぐことだ。

奈良県は全国で初めて改正感染症法に基づく病床確保を医療機関に要請し、３３床を増床した。
理由なく要請を拒めば知事が病院名を公表できる。厚生労働省は消極的とされるが、この非常時である。
政府が主導して全国で病床を増やすことも検討すべきだろう。

人流の抑制も病床の拡大も極めて重要な施策だが、ウイルスとの戦いに最終的に勝利を収める決め手はワクチン接種しかない。

先行して接種を進めた英国では、ほぼ日常を取り戻しつつある。

日本では菅首相が米ファイザーとの電話会談で９月末までに約２５００万人分の追加供給を受けることで合意したが、接種の担い手は不足したままだ。
英国は「注射ボランティア」の採用など思い切った手段を講じたが、日本では歯科医任用の特例さえ手間取っている。

政府は英アストラゼネカ、米モデルナとも供給契約を結んでいるが、
承認待ちのまま、接種計画も立てられていない。

こうした経緯に国民は政府の本気度を測っている。蛮勇を振るうほどの覚悟をみせるときだ。
https://www.sankei.com/column/news/210424/clm2104240002-n1.html#:~:text=%E9%A3%B2%E9%A3%9F

不顕性感染している人が大多数なので、自己免疫でたたかうのが正解。
本当に致死的なウイルス感染症が起こったときのために、チャンスはとっておけ。

新型コロナは、その最中にオリンピックを開いて世界の人の移動を促進し、世界から集まった人が選手村で合同生活をしてしまう。
オリンピックの後、少なくとも1年間は地獄。特に開催地の日本は。