【全国知事会】緊急提言案、感染者や濃厚接触者の療養・隔離期間に関し、地域の感染状況や医療体制に応じて短縮できるよう求める

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC1221U0S2A110C2000000/
濃厚接触者らの隔離短縮も　知事会が緊急提言案

全国知事会は12日、新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大を受けた国への緊急提言案をまとめた。感染者や濃厚接触者の療養・隔離期間に関し、地域の感染状況や医療体制に応じて短縮できるよう求める。濃厚接触者とされた医療従事者の隔離が長引き、医療体制が逼迫する事態を防ぐ。

新型コロナ緊急対策本部の会合をオンラインで開いた。平井伸治会長（鳥取県知事）は「一気に感染が広がる局面にあり、効率的な賢い戦い方をする必要がある」と強調した。同日中に緊急提言を決定し、近く関係閣僚に提出する。

提言ではワクチンの3回目接種の前倒しに向け、実務を担う市町村への具体的な接種スケジュールの早期提示を促す。都道府県が運営する大規模接種会場で使用するワクチンを「市町村分とは別枠で配分する」ことも要請する。

緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令に必要な手続きの簡素化も求める。飲食店やイベントでの行動制限を緩める「ワクチン・検査パッケージ」については感染力の強いオミクロン型の拡大を踏まえ、運用を見直すよう促す。

国への提言に加え、感染防止対策の徹底を国民に呼びかけるメッセージも決める。飲食時のマスク着用のほか、ワクチンの効果や副反応を理解したうえで3回目接種の検討を求める。

2022年1月12日 15:57
日経新聞

動きが遅いな