- 1 : 2023/11/25(土) 18:25:01.39 ID:zJcHvvzw0
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https://gentosha-go.com/articles/-/38107?page=3
このようにして俯瞰してみれば、幸福度ランキングの上下と国民負担率の高低にはほとんど関係がないこと、
特に幸福度ランキングの高い国はおしなべて国民負担率の高い国であること(幸福度ランキング上位5カ国の平均負担率は58.9%でOECD加盟国の平均負担率50.8%より8.1%ポイント高い)がわかると思います。一方で、では国民負担率を高めるとどのようにポジティブな効果が期待できるのでしょうか。
もちろん、先述したユニバーサル・ベーシック・インカムのような「高福祉」の実現というド真ん中の目的もあるわけですが、私は、国民負担率を高めることで、高原社会の価値基準を組定する上で三つの付加的な効果が期待できると考えています。一つは高負担率の税制を寄付による税控除の仕組みと組み合わせることで「贈与の文化」を生み出すことができるのではないか、ということです。
これは特に富裕層を対象にしたものとなるかもしれませんが、たとえばフランスでは年収およそ2000万円を超えると(厳密には15万7806ユーロ)、45%の所得税が適用されます。
この45%の税金はそのまま国庫に収めることもできるわけですが、仮に何らかの寄付をすれば、寄付した額を所得から差し引いた残金に税率がかけられるので節税になるわけです。こうなると、自分の稼ぎの半分を政府に取られた上に、共感も納得もしていない用途に消えてしまうのであれば、個人的に応援している団体や個人に贈与したい、と考える人も増えるでしょう。
すでに触れた通り、私たちの社会に残存している問題の多くは、それを解くことで確実に大きな経済的リターンが得られるという類のものではありません。
したがって、いわゆる市場原理だけに頼っていたのでは、それらの問題は永遠に解かれることのないまま、社会に残存してしまいます。
もし、寄付による贈与の文化が社会に醸成できれば、そのような問題を解決するための資源を経済合理性の枠組みを超えて獲得する人や組織を増やす上で大きなプラスとなってくれるはずです。 - 2 : 2023/11/25(土) 18:25:14.66 ID:zJcHvvzw0
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■「クソ仕事」を減らすための政策
さて、国民負担率を高めることで得られる二つ目の効果は「お金のためにあくせく働いても仕方がない」という価値観を広められる、ということです。
一つの思考実験としてこのようなケースを考えてみてください。たとえば日本において、2000万円以上の所得については70%の所得税を、
5000万円以上の所得については90%の所得税をかけるとなった場合、どのようなことが起こるでしょう。おそらく三つの変化が起きると思います。一つ目の変化は、あくせく働いて年収を上げるのはバカらしいと思う人が確実に増えるということです。
必死に働いて高額の給料をもらうようになったとしても、その多くが税金として国に取られるということになれば、多くの人はお金のためではなく、活動それ自体が喜びとなるような仕事を選ぶでしょう。これは、労働を生活のためのインストルメンタルな活動から、それ自体が悦びとなるようなコンサマトリーな活動へと転換することをもくろむ高原社会において、非常に重要なポイントになります。
あるいはまた、そもそも働く時間を少し減らしてでも、音楽を楽しんだり、スポーツに汗をかいたり、家族と語らったりといった、本質的に豊かなことをするために時間を使うようにもなるはずです。
このようなワークとライフの関係のあり方は、まさしく高原社会において求められるものです。そして二つ目の変化は、バカらしいほどの高額報酬を出すインセンティブが、企業側にもなくなるということです。
高額の報酬を出してもそのほとんどが税金にもっていかれるとなれば、良い人材を採用するためのカギが経済的な報酬から非経済的報酬……つまり仕事のやりがいや一緒に働く仲間との相性、自由裁量権の大きさといった要素にシフトすることになります。このシフトは社会から「クソ仕事=報酬そのものは魅力的だけど仕事の内実は空虚で本人自身も意義や意味を感じられていない仕事」を減らすための後押しになるはずです。
- 3 : 2023/11/25(土) 18:26:17.13 ID:zJcHvvzw0
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日本で広がる「無批判で無関心」という病
■政治に対するコミットメントを高める最後に、負担率を高めることで得られる三つ目の効果は、国民の政治に対するコミットメントを高められる、ということです。
負担率を高めることを頑なに嫌がる人にその理由を聞いてみると、よく「政治家と官僚のご都合で国家予算が足りなくなっているのに、なぜ我々がその尻拭いをしなければならないのか」という意見がよく出てきます。しかし、これもまた奇妙な話です。もし、今これを読んでいるあなた自身がそのように感じているのであれば、ではなぜもっと政治に対するコミットメントを高めないのか?ということを考えてみてください。
私たちの国は議会制民主主義を採用しているのですから、納得のいく税金の使い方を提案する政党や政治家を支援する、あるいは逆に納得のいかない税金の使い方に対して反論する、という権利が憲法で保障されています。では、私たちはそのような権利を用いて、私たちにとって望ましい税金の使い方をするような圧力をかけているでしょうか。
そのような意識をもった人が一部にいることは否定しませんが、全般的な趨勢としては「少ない」と断じざるを得ません。たとえば、令和元(2019)年7月に行われた第25回参議院議員通常選挙の投票率は、48.8%でした。
この数値だけを示されても、他国の状況を知らない人からすると「まあ、そういうもんだろ」と思われるかもしれませんが、ではたとえば、何の罰則規定や義務投票制度を設けていない以下の国々の投票率の数値を見てどう思われるでしょうか。ベルギー 88.4%
スウェーデン 87.2%
デンマーク 84.6%
アイスランド 81.2%
ノルウェー 78.2%
ドイツ 76.2%
フィンランド 68.3%これらの数値と比較してみれば、日本の投票率がいかに低い水準か……つまり政治に対する国民のコミットメントがいかに低いかがよくわかると思います。投票率の高い国がおしなべて国民負担率の高い国であるのは、ある意味で自然なことでしょう。
自分の収入の過半を政府に預けるということになれば、集めたお金の用途について強い関心をもつのは当たり前のことです。
そして、このような関心の強さはまた、人々の政治的リテラシーを高めることにもつながります。
なぜなら政党や政治家から提案された政策の良し悪しを自分で判断するためには、社会が抱えている課題を自分で理解し、どのような解決法が望ましいのかを自分で考えるための勉強が必要になるからです。これは、高原社会における「経済合理性曲線の外側にある社会的課題」を解決していくにあたって非常に重要なポイントです。
- 4 : 2023/11/25(土) 18:26:53.03 ID:zJcHvvzw0
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私たちの住む日本では「無関心」という病が蔓延しつつあります。これは民主主義にとって非常に危険な兆候だと思います。なぜなら、世の中を悪くしているのは、見るからにそれとわかるような「わかりやすい悪人」ではなく、「無批判で無関心な善人」だからです。かつて1960年代のアメリカにおいて公民権運動を指導したマーティン・ルーサー・キング牧師は、社会変革を阻害する要因として「善人の無関心」を挙げ、次のように嘆きました。
この変革の時代において、もっとも悲劇的であったのは、悪人たちの辛辣な言葉や暴力ではなく、善人たちの恐ろしいまでの沈黙と無関心であった。
私たちの高原社会は「共感」と「労り」によって経済が駆動されることになります。そのような社会において「無関心」は最大の敵となるでしょう。この敵を葬り去るためにも、私は皆が負担を分け合う「高負担、高福祉」の社会への転換が必要だと考えています。
- 5 : 2023/11/25(土) 18:27:06.67 ID:QzKsZGEL0
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それなら金持ちだけ増税でよいのでは?🤔
- 6 : 2023/11/25(土) 18:27:17.34 ID:xKEs6WhV0
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そもそも庶民層は大した税金を払ってない 定期
- 7 : 2023/11/25(土) 18:29:19.08 ID:wUUug8zG0
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年収みんな1000万超えるようにして半分以上税金で取れば低年収煽りが減って数年騙せる
- 8 : 2023/11/25(土) 18:31:16.84 ID:rwcowVk+0
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中抜きひどすぎて日本じゃ高福祉は実現しない
- 9 : 2023/11/25(土) 18:32:40.07 ID:sFzDhYCO0
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格差の解消や社会保障の充実などを求めるなら国民負担率が高い状態を支持した方がいいし、
格差の拡大や自己責任型社会を求めるなら国民負担率が低い状態を支持した方がいい先進国はどちらかといえば大きな政府側に向かってる国が多い
- 10 : 2023/11/25(土) 18:33:36.48 ID:xOYyP1gR0
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余りにも不公平徴収され、余りにも不公平に還元されていることが問題なわけな。
日本の高所得者の税率は北欧所得よりもはるかに高い割に様々な補助金、給付金、奨学金等の対象外とされただ搾取されているだけのように感じる。
中所得帯もそれなりに税金取られている割にはそれらの大部分は高齢者に使われる。自分たちが高齢者になったときに同じように恩恵を受けられるかというと、生産年齢人口を考えると明らかに無理。
助け合いなら幸福になるかもしれないが一方的な搾取で幸福になるわけがない。 - 11 : 2023/11/25(土) 18:35:00.99 ID:80/tKnri0
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巨額の無駄遣いで特定業者の幸福度あげるために増税するのは良いと思わんがな
中抜きが巨額すぎてどん引きも多いけど
やばいのが多過ぎ - 12 : 2023/11/25(土) 18:35:15.99 ID:m8KiJ75e0
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アカ臭い
- 13 : 2023/11/25(土) 18:35:58.32 ID:TR36kPMR0
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何言ってるかわかんないわ
マルクス経済学者かな? - 14 : 2023/11/25(土) 18:36:46.72 ID:sFzDhYCO0
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不公平に還元されるからこそ格差解消が進むし、大抵の国で再分配のメインを占める社会保障給付の殆どは高齢者向けだよ
- 15 : 2023/11/25(土) 18:44:25.68 ID:/OD+VWfK0
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減税しますと言っても選挙目当てだの言われんだからもっと増税してやればいい
- 16 : 2023/11/25(土) 18:44:28.78 ID:mwy+lkJe0
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昔からよくいるただの北欧信者だな
- 17 : 2023/11/25(土) 18:47:32.04 ID:Wz9VI/ht0
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内政の話なのに海外の税を引き合いに出す無能
- 18 : 2023/11/25(土) 18:48:48.05 ID:A552BqEz0
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庶民の所得を増やして結果的に税収を上げる
これが他の先進国のやってる事
そして富裕層は社会福祉をして余った富を社会に還元するのが半ば義務みたいになってる
しかし日本の政治家や富裕層は仲間だけが儲かればいいだからな - 21 : 2023/11/25(土) 18:50:48.16 ID:PkcQicB60
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>>18
そうだね
特にアメリカの富豪はものすごく寄附する - 19 : 2023/11/25(土) 18:50:09.43 ID:PkcQicB60
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そりゃ税収が多いほうがチューチューできるからな
- 22 : 2023/11/25(土) 18:51:56.15 ID:PkcQicB60
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日本人の税負担率は欧米基準にすると68%
- 23 : 2023/11/25(土) 18:55:12.05 ID:WiDzj8QU0
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乞食を飼育して何で俺の幸福度が上がるんだよ
- 24 : 2023/11/25(土) 18:55:19.17 ID:AbdoOTg80
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幸福度ランキング高い国のほうが自殺率高くてこのランキング自体あてにならん
搾取されまくって幸福度高いと思い込まないとやってられないらんやろ - 25 : 2023/11/25(土) 19:02:41.81 ID:x37uq/F80
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まず隗より始めよ
- 26 : 2023/11/25(土) 19:02:57.07 ID:GKGrfByh0
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その辺の国はコテコテのキリスト教国家なんじゃなかったか
日本人の気質に合うとも思えんが - 29 : 2023/11/25(土) 19:05:09.00 ID:DvDcR/Gu0
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>>26
フィンランドとか白夜が長くて夜はくそ明るいのに雪で出かけるわけにもいかない・・・みたいな感じで
しかも曇りの日も多い自然が肉体的にも精神的にも常に人を殺しに来るような土地だ
それで自殺率も高いんだわ - 31 : 2023/11/25(土) 19:07:03.49 ID:OxfbBzwN0
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>>29
東北で自殺率が高いのと同じか - 28 : 2023/11/25(土) 19:04:09.30 ID:Kcuw77mO0
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車は贅沢品だから、ガソリンにもっとガッツリ増税すればいいんだよ
庶民は電車に乗るから - 30 : 2023/11/25(土) 19:05:46.87 ID:qz7EQADO0
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じゃあ消費税廃止しようぜ!
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